そんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- 志望動機の重要性がわかります
- 経理の志望動機の考え方がわかります(弱点克服できます)
- 志望動機の回答ポイントがわかります
本記事の信頼性
実際僕も経理の転職経験者です。
また、採用側として面接官の立場も何度も経験しています。
本記事では、経理経験17年、転職者側・採用者側の両方を経験し、事業会社経理を知り尽くした僕が経理の転職面接での「志望動機」に特化してまとめました。
ただでさえ緊張する面接。事前にどんな意図で聞かれるのか知っておきたいですよね。経理の転職面接を成功させるためのポイントに絞って紹介していきますので、最後までご覧ください。
1.経理の転職面接での志望動機の重要性
志望動機はほとんどの会社で面接時に聞かれる重要な質問です。しかし、経理の仕事ってどこの会社も業務的にさほど変わらないこともあり差別化が難しいため「志望動機って何言えばいいのー?」となるのではないでしょうか?
まずは経理の志望動機の重要性について解説しましょう。
①志望動機の重要性
志望動機は「この会社を選ぶ理由」を話すことになりますので自己PRとならんで重要な質問の1つです。
もしあなたが面接官なら「どこの会社でもいいんだけど・・・」という本心が見えてしまう人より、「この会社じゃなきゃできない〇〇がやりたいんです!」と胸張って話してくれる、キラキラした人を採用したいですよね?
そう考えると、転職面接の質問の中でも「志望動機」ってとても重要ですよね。
②経理の志望動機の弱点
志望動機がとても重要なのはわかったけど、そうは言っても経理はどこの会社にもある分、仕事内容の類似性が高く、こと「志望動機」を語る上ではこれといった差別化が難しいと感じるのではないでしょうか?
- 決算・税務・開示
- 経営者の意思決定サポート
営業を例にすると、扱う商品がかわったり、売るための市場が違うなどの大きな違いがあれば「この会社じゃなきゃできない」という話しもできますが、経理ではそうはいかないのも現状ですよね。
現に僕が採用側で面接官をする際も、他の人と同じような志望動機を話す人が大半で、「この会社じゃなきゃできない!」というようなキラキラした志望動機を語れる人はほとんど見ない印象です。
※逆を言えばここで差をつけることができれば採用に一歩近づきますよね!
2.経理の転職面接での志望動機の考え方(弱点克服)
では、どのように経理の志望動機を考えればよいのでしょうか?ご安心ください!こちらについて解説しましょう。
①志望企業に対するあいまいさを排除する
まず、志望動機を考える上で重要なことは、志望企業に対するあいまいさを排除することです。
あいまいになってしまう最大の要因は「企業との接点」をあなたの中でつくれていないためです。
まずは企業との接点づくりをしっかりおこない、あいまいさを排除しましょう。
②企業との接点をつくる
企業との接点をつくる上では次の2点を実行してください。
- 調べる(知識)
- 動く (体感)
■1.調べる(知識)
新卒採用を積極的に行っている企業であれば、新卒採用サイトも必ずチェックしましょう。
学生向けに書かれているので意外とわかりやすく情報入手が可能であることと、社員の1日のようなインタビュー記事が掲載されている企業もあり、社員の働き方ややりがいなどを確認できるメリットがありますよ。
■2.動く(体感)
経理と言っても事業を知ることはとても重要です。やっている事業によって計上方法や税務処理、また、経営陣のサポートをする際もよい提案につながります。
その企業の事業を知っているかどうかが他の人との差別化に大きく貢献するポイントにもなりますよ!!
「調べて」「動く」ことにより、自分にとっての企業との接点をつくり、志望動機を明確なものにしましょう。
3.面接官が知りたい志望動機のポイント
志望動機について理解できたところで、次に実際の面接で面接官があなたの志望動機から知りたいポイントがどこなのか?について解説します。 ポイントは2つです!!
面接官の知りたいポイント2つ
- うちの会社で活かせる経験があるか(やりたいことだけで志望していないか)
- 他の会社でもあてはまるような浅い志望動機になっていないか
これら面接官の知りたいことに答えるにはどうしたらよいかについて説明します。
①志望動機で伝えるべき観点(2つ)
面接官が知りたい2つのポイントについて、伝えるべきことを下記2つの観点から整理することをおすすめします。
- なぜその「職種」を志望するのか?
- なぜその「企業」を志望するのか?
特に2つ目の「なぜその企業を志望するのか」が超重要です。企業との接点をしっかり研究し、志望企業の実現させたいことと自分の実現させたいこが一致していることをしっかりとアピールできるよう準備してください。
上記の2つの観点でまとめることで面接官の知りたいポイントにしっかり答えましょう。
②志望動機での注意点(2つ)
志望動機の注意点として下記2つを上げておきますので覚えておきましょう。
注意事項(2つ)
- 転職理由と志望動機の一貫性を意識する
- 業界・業種について同じ場合であれ全く違う場合であれ、現職との違いを志望理由として伝えるのも効果的
特に1つ目は注意が必要です。面接は他の質問との整合性も見られます。思いつきで話をするとボロがでますので、しっかりと準備が必要ですね。
③(参考)経理の志望動機例文
今まで解説してきた、面接官が知りたいポイントを盛り込んだ志望動機のお手本となるような例文を、たなかのJr.くんにお願いしてみますね。
はい。
御社を志望した理由はこれまでの17年間の経理実務経験を活かしながら業務範囲を広げ、チャレンジすることができる環境だからです。(←なぜ経理職を選択するのか)
製造小売り(SPA)というビジネスモデルや海外進出等をはじめ、現会社での経理業務では経験できないステージにチャレンジできる環境だと強く感じております。(←現職との違い)
また、現職で一部上場の経理を経験したことが、近い将来予定されていると聞いております御社の一部上場によるしっかりとした開示体制、後継者育成などの仕組みづくり・組織づくりにも貢献できることに大変やりがいを感じております。(←経験をどう活かせるのか)
そして、個人的に御社の「〇〇で△△を目指す」という経営方針にすごくわくわくする感覚を覚えることもあり、経営的視点を持って経理という立場から貢献し、一緒に経営方針達成のお役にたちたいと考えております。(←企業の方向性=自分の方向性)
どうでしょう?志望動機について十分合格点はあげられそうですよね。
④未経験者はどうする?
経理未経験の場合は、経理職を志望するようになった背景を今までの経験から具体的に語りましょう。
また、仕事に対する思いや志望企業でなければならない理由を伝えることは未経験者でも経験者とかわりません。
経理職は専門知識が必要なため、事務処理能力や数値に強いということだけでなく、未経験であっても日商簿記2級程度の資格はあるとよいです。資格がない場合でも関連する資格を取得予定であることや、語学・PCスキルなどをアピールできるとよいですね。
営業職等で培った社内外の調整などのコミュニケーションスキルや、業界内のお金の流れを理解しているなども強みになりますので志望動機に含めて伝えましょう。
4.経理の転職(志望動機編) まとめ
今回は経理の転職面接時の「志望動機」について面接官の知りたいポイントにフォーカスして解説しました。
面接時の志望動機についての不安は解消されましたでしょうか。
簡単に今回の記事のポイントをまとめます。
1.経理の転職面接での志望動機の重要性
①志望動機の重要性
②経理の志望動機の弱点
2.経理の転職面接での志望動機の考え方(弱点克服)
①志望企業に対するあいまいさを排除する
②企業との接点をつくる
3.面接官が知りたい志望動機のポイント
※知りたいポイント2つ
- うちの会社で活かせる経験があるか(やりたいことだけで志望していないか)
- 他の会社でもあてはまるような浅い志望動機になっていないか
①志望動機で伝えるべき観点(2つ)
- なぜその「職種」を志望するのか?
- なぜその「企業」を志望するのか?
②自己紹介での注意点(2つ)
- 転職理由と志望動機の一貫性を意識する
- 業界・業種について同じ場合であれ全く違う場合であれ、現職との違いを志望理由として伝えるのも効果的
③(参考)経理の志望動機例文
④未経験者はどうする?
また、無料で転職情報をもらえる「転職エージェント」を利用して、志望動機含めた面接対策をすることをおすすめします。
最低でも3社以上のエージェントに登録し、あなたの人生を左右する大事な転職に万全の体制でのぞみたいですね。
最低3社登録して比較をおすすめ!
登録する内容や職務経歴の棚卸し等は共通ですので、1社だけに登録するのは労力的にももったいないです。
エージェント会社のサービスや案件数の違い、担当アドバイザーとの相性もありますので、下記の中からできれば3社以上のエージェントに登録しておくことをおすすめします。
■経理特化型3社
■総合型3社
やはり次の職場を決める大事な転職活動ですし、1社だけ登録して終わりで後悔したくないですよね。
今回ご紹介の6社の中から自分のスタイルに合わせて選んでみてくださいね。
本記事が、あなたの新たな挑戦の一歩の手助けになれば幸いです。
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