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【大企業の経理へ転職】仕事はどう変わる?大手の魅力と転職ポイント!

2020年9月13日

※アフィリエイト広告を利用しています

たなかのJr.
今中小企業の経理で働いてるんだけど転職を考えてるんだよね。自分のキャリアアップのためにも次は大企業の経理を目指してみたいんだけど、大手の経理の仕事ってどんなことしてるの?転職するにあたり気を付けるポイントがあればいっしょに教えてほしいな・・・

 

そんな悩みにお答えします。

 

本記事の内容

  • 大手企業に転職すると仕事はこう変わります
  • 大手企業のメリット・デメリットがわかります
  • 大手企業への転職ポイントがわかります

 

本記事の信頼性

実際僕も経理の転職経験者です。

また、採用側として面接官の立場も何度も経験しています。

 

本記事では、一部上場企業の経理経験17年の僕が「大企業の経理への転職」についてまとめました。

大企業に転職したいけどどんな仕事に変わるのかわからない?中小企業とどんな違いがあるの?と不安に思うこともありますよね。

そんなあなたの不安を取り除けるようしっかり解説しますので、最後までお付き合いください。

 

1.中小企業と大手企業の経理の違い!転職後こう変わる!!

 

中小企業から大企業の経理に転職すると働き方はどう変わるのでしょうか?まずはこちらについて解説していきます。

 

①大手企業では当たり前!月次決算・四半期決算

中小企業では外部への決算開示もないため月次決算をしていない(もしくは翌月まるまる1カ月かけて月次決算を締める)のが普通という企業も多いと思います。また、期中は税務中心の考え方で、現金主義(※1)の会計処理をしているところも多いのではないでしょうか。

 

一方、大企業は経営判断を迅速にするため、月初5日ほどで月次決算を会計原則に則った発生主義(※2)で行います。これにより特に月初の経理部門は繁忙期をむかえます。

 

また、四半期ごとに外部へ開示する決算書を作成するため、中小企業から転職すると1年中決算??という気持ちになるかもしれませんね。

 

※1. 現金主義:現預金の入出金の事実があって初めて取引を認識し費用・収益計上

※2. 発生主義:金銭のやり取りの有無に関係なく取引発生時点で費用・収益計上

 

たなかの
中小企業の決算書の多くは対金融機関向けに融資対策(お金を借りるための決算書)として作成されることが多く、費用は遅く・収益は早く計上する(いわゆる良い決算書を作る)傾向にあります。

これって税務では問題にならないので、外部への開示義務がない中小企業はやりがちなのですが、大手企業の会計処理と大きなギャップになりますので注意が必要です。

 

②大手企業では管理会計で経営判断!

大手企業は経理が月次決算を終えた後に管理会計資料を作成します。

 

管理会計とは経理が法律に準拠して行う制度会計(財務会計・税務会計)処理であるのとは違い、経営の意思決定を行う上であくまで会社内部で任意で使用する数値管理ツールです。法律に縛られることなく、会社によって自由に作成できるのが特徴です。

 

制度会計と管理会計の違いを認識し、経営判断に数値がどのように使われているかを認識することはとても重要となります。

 

たなかの
管理会計は経理部門が作成する会社もあれば、僕の会社のように経営企画部門など別の部署が作成する会社も多いと思います。例え経理が作成しないとしても、おおもとの数値は財務会計数値ですので理解は必要ですよ。

また、管理会計がいくら自由に作成できるといっても、外部への開示数値は法律に準拠した財務会計で行うため、最近では財管一致(財務会計と管理会計の数値を一致させること)で作成している会社も多くなってきているのが実情のように感じます。

※財管不一致の運用をする場合は、不一致部分の差分の明細を作成し、しっかり把握することが重要となります。

 

③大手企業では会計監査人(監査法人)による監査があります

大手企業(会社法上の大会社)は、会計監査人による監査が義務付けられています。

 

四半期ごとに決算数値を開示する際、株主・債権者などが利益を著しく害することのないよう、開示数値の適正性を会計監査人が監査します。

 

会計のプロである会計士とのやり取りが日常的に発生します。

 

2.大手企業で経理をやるメリット・デメリット

漠然と大企業の経理に転職するとバラ色の人生!のような憧れがあるかもしれませんが、もちろん(?)大企業にも良い面もあれば悪い面もあります。

ここでは大企業の経理のメリット・デメリットについて解説していきましょう。

 

①大手企業の経理に転職するメリット

大手企業の経理に転職するメリットを3つご紹介します。

 

■年収(待遇)がUPする

下記国税庁の調査をみてもわかるように、平均年齢はあまり変わりませんが中小企業と大企業を比べるとやはり大企業のほうが給与が高いことがわかります。

役員クラスが半端ない給料もらってるからじゃないの?という意見まあるかと思いますが、大企業の役員クラスが締める人数割合は全体のごくわずかです。やはり大企業のほうが一般社員の給与水準は高いですね。

また、給与だけでなく福利厚生も大企業は充実している傾向にありますので、福利厚生まで含めた待遇はもっと格差がでることになりますよ。

※国税庁 平成30年分 民間給与実態統計調査より

資本金平均給与平均年齢
2,000万円未満約382万円約48歳
2,000万円以上~1億円未満約411万円約46歳
1億円以上~10億円未満約465万円約44歳
10億円以上約616万円約44歳

 

■経理という専門分野に打ち込める

大企業では経理という専門分野業務にガッツリと打ち込むことができます。

 

中小企業では経理総務等の名称で、経理だけでなく総務や、はたまた人事など、スタッフ部門の仕事を一手に引き受けている会社も多く、経理だけやっていればよいというわけにはいかなかったのではないでしょうか。

 

大手企業では経理業務に専念できることで、専門分野の知識が深められます。

 

■より高度な仕事に携わることができる

大企業では中小企業では携わることのできないような高度な仕事を経験できることもメリットのひとつです。

 

たとえば、

  • 退職給付会計
  • 金融商品会計
  • 減損会計
  • 税効果会計
  • ストックオプション
  • 連結決算
  • 開示業務
  • 内部統制
  • M&A
  • 組織再編税制
  • 移転価格税制
  • USGAAP(米国会計基準)
  • IFRS(国際財務報告基準)
  • 株主総会

などなど、挙げればきりがありません。このような専門的な会計処理を経験できる機会に恵まれることは今後の大きなキャリアアップにもつながりますね。

 

②大手企業の経理に転職するデメリット

次に、大手企業の経理に転職する唯一のデメリットを紹介します。それは・・・

 

■経理業務の中の一部の業務にしか携われない可能性がある

唯一のデメリットをあげるならば、一部の業務に特化してしまうことがある点です。

 

大企業は業務範囲が広く、その作業量も多いことから業務を分担して行っています。それにより「経費計上担当」「連結決算担当」「小口出納担当」・・・のようにその分野についての深い知識を身に着けることはできますが、なかなか経理業務全般を担当できない可能性もあります。

 

転職面接時にジョブローテーションの頻度などをあらかじめ質問するようにするなどして、転職後の自身のキャリアパスを描けるようにすることも大事ですね。

 

3.大手企業の経理に転職するポイントは?

大手企業の仕事内容もメリット・デメリットもわかった!その上でやっぱり大手企業に転職したい!!というあなたのためにここでは大手企業の経理に転職するポイントついて解説していきます。

 

①幅広い業務経験

大手企業のデメリットでもある担当制を逆手にとってメリットに変えられるとすれば、幅広い業務経験はとっておきの武器になります。

 

前述のとおり、大手企業は「〇〇担当」といった細分化された業務担当を置いているところも多いため、欠員担当の業務にピンポイントではまって普通なら転職できないような大手に転職できたりすることもあります。また、いろいろな業務ができることはそれだけでアピールになり武器になりますよね。

 

中小企業では1人でいろいろな業務を経験できると思いますので、チャンスに備えすすんで幅広い業務を経験しておきましょう。

 

②ジェネラリスト志向&マネジメント経験

大手企業は経理にかかわらずスペシャリストよりもジェネラリスト志向です。

 

業務が多岐にわたるため、いわゆる「何でも屋」が重宝されます。また、ある程度の年齢がいくと幅広い知識のもと、多くの社員をまとめて目標を達成することができるマネジメント能力が求められます。

特に年齢が30代(後半では必須)になったら、前職でのマネジメントをアピールできるようにしておくと有利です。

 

経理がいくら専門性があるからといっても、会社で働く以上マネジメントはどんな会社にも存在します。年齢が30歳を超えたらマネジメントについても意識したいですね。

 

③税務知識を押すのも大いにあり

思いきって税務知識を全面に押すのもありですね。

 

大企業は税務面の優遇措置も少なかったり、担当分担制による業務の細分化等により、意外と税務に精通した社員が少なかったりします。

中小企業では会計基準よりも税務ありきの処理をしているところも多く、税務に詳しいかたも多いのではないでしょうか?

 

日ごろから会計と税務の関係を意識しながら会計処理ができる人物は経理部門で大変貴重な存在です。

中小企業で経験した知識を思いっきりアピールできますので、日ごろから税理士の先生に頼りっきりではなく、自ら税務申告書の作成ができるくらいまで知識をつけておきましょう。

 

たなかの
ちなみに、中小企業では税務申告書の作成自体を税理士の先生に丸投げしている会社も多いと思いますが、大企業は税計算はもちろん申告書まで作成し、最終チェックのみ税理士の先生にお願いしているところが多いです。

日頃の膨大な仕訳から税務の調整をしますし、決算作業を短期間で終えなければならないため税理士の先生に頼んでいる時間がないのが現状です。そういった意味でも税務知識をもっているひとは大きなアピールになりますね。

もちろん税務書類の作成が税理士の独占業務であるため、最終チェックは税理士の先生にしっかりとお願いすることになります。

 

④取得しておくと有利な資格

資格という客観的に能力をアピールできるものを持っておくのもポイントです。

 

大手企業の経理では簿記2級は必須と考えましょう。

 

その他、会計士・税理士や海外に向けた発信がある会社ではBATIC(国際会計検定)・USCPA(米国公認会計士)・TOEICなどの語学力資格などもアピールにつながりますね。

 

経理系資格の取得講座が豊富なTACの資料を無料で請求できます。この機会にどんな資格を取ろうか検討してみてはいかがでしょう。

>>資格の学校TAC

 

 

4.大手企業転職に失敗しないためのおすすめエージェント

中小企業から大手企業への転職を狙う上で1人で探すのは至難の業です。

無料で大手企業への転職をサポートしてくれる転職エージェントへ登録して、有利に転職活動をすすめることをおすすめします。

 

①転職エージェントに登録して活用する理由

転職面接を有利に進めるために転職エージェントの登録をおすすめします。

 

無料で登録できて転職についてのいろいろな情報をもらえる上、自分にマッチする大手企業を選んで紹介してもらえます。

 

転職エージェントを上手に活用することで、大手企業への転職を少しでも有利にすすめることができますね。

 

②おすすめ転職エージェント

転職エージェントにもいろいろな種類があって、どれに登録すればよいか迷ってしましますよね?

本記事では私が本当におすすめできると感じた下記6社のエージェントをおすすめします。

 

 

※上記6社について詳しく別の記事でまとめています。よかったらこちらもチェックしてくださいね。

>>【失敗しない経理の転職】おすすめエージェント6選 ~特化型3社・総合型3社~

 

 

5.大企業の経理への転職 まとめ

今回は「大企業の経理への転職」について解説しました。

大手企業の経理の仕事内容や転職のポイントなど、不安は解消されましたでしょうか。

 

大手企業に転職できれば、給料だけでなく、あなたの市場価値も上がります。

それになにより彼氏・彼女には尊敬されるし、誕生日にはちょっとお高いプレゼントも買ってあげられるくらいの余裕もできて、円満間違いなしですよ!(笑)

あなたの人生を変えるには今すぐに動き出すことが大事です。

 

まずは無料で転職情報をもらえる「転職エージェント」を利用して、大手企業の募集情報をGETしちゃいましょう。

最低でも3社以上のエージェントに登録し、あなたの人生を左右する大事な大手企業への転職に万全の体制でのぞみたいですね。

最低3社登録して比較をおすすめ!

登録する内容や職務経歴の棚卸し等は共通ですので、1社だけに登録するのは労力的にももったいないです。

エージェント会社のサービスや案件数の違い、担当アドバイザーとの相性もありますので、下記のおすすめ6社の中からできれば3社以上のエージェントに登録しておくことをおすすします。

■経理特化型3社

  1. 【管理部門特化型エージェントNo.1のMS-Japan】
  2. ジャスネットキャリア
  3. マイナビ会計士マイナビ税理士

■総合型3社

  1. リクルートエージェント
  2. doda
  3. パソナキャリア

やはり次の職場を決める大事な転職活動ですし、1社だけ登録して終わりで後悔したくないですよね。

今回ご紹介の6社の中から自分のスタイルに合わせて選んでみてくださいね。

 

本記事が、あなたの新たな人生の一歩となる手助けになれば幸いです。

 

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たなかの

上場企業経理ブロガー【経歴】大学生とコンビニ店長の2足のわらじ▶新卒で上場企業営業職▶1年2ヵ月で転職▶未経験から上場企業経理職▶同企業内部監査職▶同企業経営企画職(現任)|数字に強い経営参謀|このブログを通して未経験から経理を目指すかたを応援します!!

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